フアン・ペーン 1日目
2006年 09月 14日
旧市街のRachamangka通り沿いにあり、この見落としそうなくらい小さな看板が目印。
入口から続く鬱蒼とした緑の小道を進むと、奥には暖色系の照明に包まれたとってもロマンティックな空間が広がります。古布や骨董で埋め尽くされたアンティーク調の内装。窓の代わりに植栽で覆われた壁。まさに、私の想像するチェンマイの美しさが凝縮されたような店内。
ここは伝統的なタイ北部料理が味わえる隠れ家的レストランとして地元では有名らしく、私たちが訪れたときもほぼ満席状態。ちょうど1つだけテーブルが空いたところで運よく待たずに座れたけど、その後も客足は途絶えることがなく、たくさんのグループが入口で順番待ちをしているほどの人気ぶりでした。確かにその人気、一度食べれば納得なんですけどね。
それでは、さっそくオーダーした料理をご紹介。
加えて、辛さも超一流。私たち夫婦はパクチーに隠れていた生の青唐辛子を知らないうちにまるまる食してしまったらしく、直後に涙が出るほどの衝撃的な辛さに見舞われました(笑)。あまりの辛さにしばらく2人で呆然としていたところ、心配して声をかけてくれたのは、お隣のテーブルの在住らしきアメリカ人ファミリー。
「辛かったの? 大丈夫? 私も以前ここで唐辛子を食べて、その後3日間味覚を失ったことがあるの。本当に気をつけてね!
・・・ひぇ~、3日間も味覚がなくなる?!
この言葉に軽くショックを受けたけど、その後10分くらい意識がモウロウとした後、なんとか2人とも復活。残りのサラダも最後まで美味しく頂くことが出来ました。もちろん、青唐辛子は慎重に探して、除けたけど。
キャベツにラープをたっぷり載せ、一緒にどくだみの葉っぱも載せて口に入れると、辛さと香ばしさに加えて、どくだみのフレッシュな香りと仄かな苦味が口中に広がります。これまでいろんなものを食べてきたけど、こんな味の組み合わせ、初めて。さらに、チェンマイの主食であるもち米とも相性抜群で、ご飯もすすむ、すすむ。ほんとうに病み付きになる一皿です。一皿では満足できず、思わずおかわりしてしまったほど。
これらの料理、だいたい1皿30バーツ~50バーツくらい。これだけ食べて、お酒を飲んでも合計200バーツ(約600円)。この味で、この雰囲気で、この安さ。本当に信じられない。
日本にも、こういうお店があれば良いのに!
一夜にしてフアン・ペーンの虜になってしまった私たちは、翌日の夜もまたここへ戻ってきてしまうのでした。
その様子は、「フアン・ペーン2日目」にて。
by lulurotb | 2006-09-14 01:02 | CHIANGMAI