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フアン・ペーン 2日目

いくらフアン・ペーンが気に入ったとはいえ、2日続けていくのもどうだかな? と思いつつ、でもどうしても昨日の味が忘れられなくて、再び門を叩いた私。店員さんに憶えられてたらどうしようと思いつつ恥ずかしながら入っていくと、案の定、スタッフの男の子たちは私たちのことを憶えていたようす。彼らの笑顔から推測するに「あ、昨日の人、また来たよ」的な空気で迎えられました。

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昨日の教訓を生かし、開店時間に合わせて来店したので席は楽々確保。席につくとすぐ、スタッフの男の子が揚げピーナッツを持ってきてくれました。私たちのことを憶えてて、サービスしてくれたみたい。嬉しい。
その後、またまたスタッフの子がやってきて、今度はレモングラスの手作りスプレーを貸してくれました。「蚊除けにどうぞ」って。なんか、こういうサービスしてもらうと、ますますフアン・ペーンのこと好きになってしまう。

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今日はまず、野菜のスープ。その名のとおり、キノコや野菜がいっぱい入ったさっぱりスープで、全然辛くなく飲みやすい味。私はスープ大好き人間なので、レストランに行ったら取りあえずスープを頼む癖があります。今日のスープも、例にもれず美味しく大満足。

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これは、ジャックフルーツのサラダ(タム・カヌゥン)。以前から紹介している愛読書「チェンマイ満腹食堂」にもフアン・ペーンの一押しメニューとして紹介されていたし、ジャックフルーツ自体食べたこともなかったので、興味津々でオーダーしてみることに。
このジャックフルーツのサラダ、見た目は全然冴えないけど、食べてびっくり。柔らかい食感ながらキリリと塩味が効いてて、その上、噛めば噛むほど奥から旨味が染み出してくるんです。昨日のラープに続いて、またもやこれまで経験したことのない味。たぶん、ガピ(川エビの塩漬けを発酵させたペースト)の旨味がきいてるのだと思うけど、とにかく、カオ・ニャオ(もち米)がすすむ!そして、いつまでも口の奥で噛み続けていたいと思う、不思議な美味しさの料理でした。

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タイ料理の定番、チャーハン(カオ・パッド)。チェンマイに着いて以来、カオ・ニャオの美味しさと、手でちぎって丸めて食べるという楽しさが癖になってしまい、どこへ行っても「カオ・ニャオ、カオ・ニャオ」とオーダーしていたのだけど、ここで初めてカオ・パッドにトライ。そしたら、その美味しさにまたまたびっくり。日本のお米でつくるチャーハンとは全然違うし、中華料理のチャーハンとも違う、タイのチャーハンってさっぱりしていて本当に美味しいんですね。はじめ豚肉のチャーハンをオーダーしたけど、エビのチャーハンも追加オーダー。

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料理はもちろんだけど、店内の雰囲気もこんなに素敵なんですよ。フアン・ペーンは2日どころじゃなく、できればこの近くに住んで毎日でも通いたいと思うレストラン。スタッフの若い男の子たちも、恥かしがり屋だけど慣れたらとってもフレンドリーで、2日目は料理を持ってくるたびに話しかけてくれたし(半分からかわれてたような気もするけど)、オープンエアーの店内では、いきなりトッケーが鳴きだして、店内にいたお客さん全員が思わず天井の方を見上げたり。とにかくほのぼのとした温かさ溢れるレストランで、ふと映画で見た「かもめ食堂」を思い出してしまいました。
料理も人も、見た目はとってもシンプルなんだけど、本当に奥行きが深いというか、噛めば噛むほど見た目からは想像できない味が口に広がり、通えば通うほど温かさがじわっと染みてくる。そんなフアン・ペーン、今度チェンマイに行ってもぜひ足を運びたいレストランです。

by lulurotb | 2006-09-14 20:30 | CHIANGMAI

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