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ペット・ドイ・ガーン

レストラン、ペット・ドイ・ガーン。
実はチェンマイ旅行の大本命。
「チェンマイ満腹食堂」で著者さんが絶賛していたこともあり、滞在中絶対に行く!ときめてた所。
でも、街の中心部からかなり離れていて場所も分かりづらそうなので、正直たどり着けるか心配でした。
トゥクトゥクの運転手さんに尋ねてもやっぱり知らないというので、とりあえずレストラン近くのファミリーホテルまで連れて行ってもらい、そこでレストランの場所をきいてみることに。

バイパスを延々走り、ファミリーホテルにつくとホテルスタッフにもの珍しそうな顔で見られる。このホテル自体とても観光客をターゲットにしてるような施設ではなかったし、たぶん、こんな辺鄙な所に日本人がたずねてくることなんてほとんどないのだと思います。
とりあえず、レストランの場所をきいてみると、受付のスタッフは知らないとのこと。でも、もうトゥクトゥクの運転手も帰ってしまったし、とりあえず歩いて探してみるかな?と思っていたら、奥の部屋から年配のオーナーらしきおじさんが出てきて、ペット・ドイ・ガーンならバイパスを渡ったすぐ向かい側にある、と身ぶり手ぶりで教えてくれました。

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お礼を言ってバイパスの方にもどると、たしかに向かいにお店らしきものが。
でも、問題がひとつ。
このバイパス、片側4車線くらいあってひっきりなしに車が走っているうえに、上り車線と下り車線の間には背の高い植木がすき間なくならんでいて、とても歩いて渡ることなんてできなさそう。右をみても、左を見ても、もちろん横断歩道みたいなところはないし。

どうしよう..と悩んでいると、なぜか先に別れたはずのトゥクトゥクの運転手さんが戻ってきました。タイ語でよく分からなかったけど、「ペット・ドイ・ガーン、みつけたよ!乗って乗って!」みたいなことを言ってる。なんてグッド・タイミング! よろこんで再度トゥクトゥクにのりこむ。
そうして着いたところは、なぜかバイパスの向かいではなくて、ファミリーホテルのすぐとなり(西側)にあるレストランでした。一瞬、え?違うんじゃない?って思ったけど、でも、看板にはちゃんとタイ語で「ペット・ドイ・ガーン」て書いてある。

どうやらここ、ペット・ドイ・ガーンの2号店みたい。(どちらが本店か支店かはわからないけど、ペット・ドイ・ガーンであることにまちがいなし) 今後ペット・ドイ・ガーンへ行かれる方は、是非バイパス進行方向の行きやすいお店を選んで行ってみてくださいね。

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どうにかお店に到着し、さっそく食事~とメニューを見てみると、おそろしいことにタイ語だらけ..
地元むけのレストランなんだと味に期待しつつも、何をたのめばよいのかさっぱり分からないので、店員さんに片言の英語で話しかけてみる。すると、店員さんは「???」という表情。ここは冗談ぬきでタイ語オンリー。英語もまったく通じません。

タイ語のおそろしいところは、読めない、書けないのはもちろんのこと、適当に会話集のルビを読んでみても発音がちがうとまったく通じないところ。これについては、数日間の滞在で何度も経験ずみでした。
仕方ないので「チェンマイ満腹食堂」のタイ語表記とてらし合わせながら食べたい料理をやっと1つ見つけ、それ以上は時間がかかるのであきらめて適当にメニューから選んでみました。

はたしてどんな料理がくるのか、ドキドキ!

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まず運ばれてきたのは、籠にたっぷり盛られたハーブ&野菜と、カオ・ニャオ(もち米)。
カオニャオだけは、ガイドO氏に発音を教えてもらって以来、唯一タイ語でオーダーできる品。
写真では容器に入っていて見えないけど、ここのカオニャオはめずらしく赤米入り。

あとここで驚いたのは、グラスに冷たいお茶を入れて持ってきてくれたこと。飲んでみると、赤米茶でした。ふつうチェンマイのレストランではお水さえも有料なので、このローカルなお店でこのサービスには正直びっくり。

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さて、料理です。まずは野菜炒め。普通だけど、普通じゃない!
野菜自体の味と歯ごたえがしっかりしてて、新鮮な野菜を食べてるという満足感でいっぱいに。

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これは、牛の内臓のラープ。
チェンマイで初めて食べる牛肉料理。

私、実は牛肉はこってりしずぎて得意ではないのですが、これはパクチーとスパイスがしっかり効いてて、意外にもあっさり食べられました。お味の方も、いかにも北部料理といったクセがあり美味。でも、牛の内臓や血のスープがたっぷり入ってるので、そういうものが苦手な人は避けた方が良いかも。

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またまた牛肉料理。(メニューが読めずに牛肉が重なってしまいました)
でもこれ、今回どうしても食べたかった「こぶ牛のステーキ」。

一口食べて、私と夫は目を見あわせて驚きました。
え~、これが牛肉の味?!
これまで食べていた牛肉は何だったの?



これだけ食べたらおなかいっぱい。
しかも食後は、無料でフルーツプレートのサービスもありました。
2人分、お会計は締めて190バーツ(約570円)。

ペット・ドイ・ガーンの美味しさと、サービスの良さは、噂どおり。
フアン・ペーンと並んで、北部料理をじっくり味わいたい方には本当におすすめのレストランです。
ちょっと市街から遠いのと、タイ語オンリーなのが難点ですが、それでもわざわざ足を延ばす価値あり。

ただ、足は確保していた方がよいかも。
バイパス沿いはとにかく人なんて歩いてないのでタクシーはめったに通りません。
お店を出た後、タクシーつかまえるのにはほんとに苦労しました..

by lulurotb | 2006-10-08 15:58 | CHIANGMAI

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